万物をはぐくむ大地や天、大気からのエネルギーを、身体全体から取り入れる呼吸です。
●基本の準備
足を肩幅ほどに開き、真っすぐに立ちます。
●基本の動作
股関節を折り、腰を少し落としながら、息を吸います。このときそれぞれの動作も同時に行なわれ、手と足からエネルギーを吸い込むようにします。その後、準備の体勢に戻ります。
1) 手を床に向け、基本の動作を行ないます。腰を落としたとき、手を持ち上げているように感じますが、身体が沈むのであって、手と床の距離は変わりません。
2) 正面を向いたまま、準備の姿勢からこめかみの前方(約45度)に、壁を押すように手を伸ばしながら、基本の動作を行ないます。
3) 中心線や重心を崩さずに出来る範囲で、身体を捻ります。この姿勢で、2)の動作を左右行ないます。
4) 正面を向き、手のひらを天に向けます。天井を押すようにしながら基本の動作を行ないます。腰を落としたとき、手を伸ばしているように感じますが、1)と同じように、身体が沈むのであって手と床の距離は変わりません。
5) 1)と4)を混ぜた天地の呼吸です。片方の手は地に、もう片方の手は、天に向け、基本の動作を行ないます。基本は1)と4)と同じです。左右両方行ないます。
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