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スタジオ・レイからの最新情報のコーナーです。
加瀬をはじめ、講師・スタッフたちの日常のコラムや旅行記なども載せていきます。以前に掲載したコラムなどはクリッピングでご覧ください。
- ● 明けましておめでとうございます
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2016年1月3日
穏やかで暖かなお正月ですね。今年一年、穏やかで素敵な日々が続くことを祈ります。
スタジオ・レイでは、ベーシッククラスを卒業した生徒さんたちを中心にグループレッスンを開いています。現在は加瀬グループが4クラス、新崎グループが2クラスあって、皆レッスンに励んでいます。
昨年はそのうち加瀬水曜グループと加瀬日曜グループで、朗読・芝居・コーラス・和物の所作などメンバーのリクエストに応えたレッスンを続け、暮れには忘年会を兼ねて2グループ合同のコーラスの発表会を行ないました。稽古中はどうなることかと心配だったコーラスでしたが、本番の出来がそれまでで一番良くて一安心、そして皆が楽しそうだったのが何よりでした。
今年のカリキュラムとして、日曜クラスからは朗読のレッスンをしたいという声があがり、初回のレッスンにそれぞれが作品を選んでくることになりました。自分の好きな作品を探すのも一つの勉強です。皆がどんな作品を選んでくるか、今から楽しみです。
水曜クラスは日舞の稽古のリクエストです。一昨年からの浴衣の着付け、立つ歩くお辞儀するなどの基本の所作、そして扇を使うなどの段階を経て、いよいよ踊りの手ほどきです。全員が女形・男形両方を稽古します。手順を憶えるのはいつでもよいのです。基本の身体の使い方を身体に教えることで、必ず声や芝居の表現にプラスになります。
ところで昨年の発表会では、OBの生徒たちと私、そして私の現在の日舞の師匠(藤間紅松先生)とで、長唄の囃子の発表も行ないました。出し物の後、グループの生徒たちが初めて間近で見る小鼓・大鼓・太鼓の周りに集まってきて、持ち方を教わり、手に取って打って(鼓は叩くとは言いません)みます。生まれて初めての鼓は、当たり前なのですが簡単には鳴りません。一生懸命打って、ベチャとした音が続きます。でも、紅松先生と私が身体の使い方を伝えると、少しずつ「ぽん」という音が混じるようになりました。
楽器が鳴るのも、声が鳴るのも、踊りの所作も、基礎は同じです。腕や手に無駄な力が入ったら決して鳴らない、それは、上半身や喉の周りの筋肉を使ったら声が鳴らないのと全く同じなのです。加瀬メソッドは全ての基礎になります。3月の末には短期集中発声講座、4月からは新しいベーシッククラスがスタートします。興味をお持ちの方はぜひ加瀬メソッドに触れてみてください。
<加瀬玲子>
※ これは2016年のトピックです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。
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