万物には中庸を中心に、陰と陽が存在します。
例えば
<月 = 陰 、太陽 = 陽>
<夜 = 陰 、昼 = 陽>
<冬 = 陰 、夏 = 陽>
<冷 = 陰 、暖 = 陽>
<女 = 陰 、男 = 陽>
<甘 = 陰 、塩 = 陽>
これらと同じように、食物にも陰陽があります。
・寒い地方や季節には、気候が陰性なので身体を暖め、締める作用のある陽性の野菜が採れます。
・暖かい地方や季節には、気候が陽性なので身体を冷やし、ゆるめる作用のある陰性の野菜が採れます。
これを読んで「おやっ」と思われた方、ちょっと考えてみてください。自然界は常に陰と陽のバランスをとるように考えられているのです。身体が冷えているときには暖かい飲み物や食べ物で身体を暖めます。つまり身体が陰になっているので、陽(身体が暖まる)の食物を取り入れ、陰陽のバランスを保とうとするのです。もしあなたが女性で、常に手足が冷え、冬、もしくは冷房がガンガンに効いた部屋にいなければならない人だとしたら、陰性(身体を冷やす)の食べ物は控えたほうが良いのです。
なるべく生活環境/体質/季節/時間などに合わせた旬の野菜を多くとるように心がけてください。日々の生活の中に陰陽学を取り入れ、自然との共存を計ってみてはいかがでしょうか。
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