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各講座の開催予定

スタジオ・レイからの最新情報のコーナーです。

加瀬をはじめ、講師・スタッフたちの日常のコラムや旅行記なども載せていきます。以前に掲載したコラムなどはクリッピングでご覧ください。

● 今年のなまけワークショップ

2017年11月5日

今年の「なまけワークショップ」の報告です。


7月4日 川崎

「JAセレサ川崎健康大学」にて講師をしてまいりました。

「なまけ体操 椅子バージョン」の1時間のワークショップです。午前午後と合わせて130人ほどの参加をいただきました。

JAとは、農業協同組合のこと、農業に従事している方々の健康を考えた講座です。普段から身体を使っていらっしゃる皆さん。身体能力の高さはさすがでした。

今回は寝て行うのではなくて、椅子で行う「なまけ体操」。舞台上でアシスタントの永井若葉が手本を示し、私が解説という形を取りました。スクリーンにも細かい動きを映して、皆さんに伝わりやすいようにと考えました。人数も多いので、一工夫です。



これが功を奏したのか、皆さんの理解がとても早く、スムーズに講座を進めることができました。身体への関心が深い皆さんとのワークショップはとても楽しいですね。

最後は皆さんに「どんぐりころころ」を大きな声で歌いながらの運動を覚えていただきました。

https://www.youtube.com/embed/fErXgoM-wCw

呼吸をする、身体を動かす、声を出す。これらができたら心も身体も元気になります! 参加者の皆さん、JAセレサ川崎のスタッフの皆さん、ありがとうございました。ぜひ続けてくださいね。


10月9日 岡山県井原市

井原はスタジオ・レイの生徒の一人の故郷、実家のある場所です。親戚の方がいつも美味しい野菜を送ってくださるので、そのお礼のワークショップです。それにちょうどその日がお祭りで、鬼が家々をまわり子供達にお説教をするというので、鬼に会いたいという思いもありました。



当日は10月だというのに、真夏のような暑さ。手作りのチラシなどで参加者を募ってくれていましたが、実は始まってみないと何人が集まるのか全く分からない状態でした。

でも主催者の生徒の心配をよそに、時間になると30畳ほどの公民館に23人の老若男女の方々が集まってくださいました。畳いっぱいの人たちです。



ほとんどの皆さんは自家栽培の野菜やお米を作っておいでです。やはり都会の皆さんとちょっと違います。最初に「両手を上げてみましょう」と言ったところ、都会のワークショップでは、中途半端にしか上がらなかったり、50肩だから無理と仰る方々も多いのですが、全員がぱっと手が上がります。さすがー。

その姿を見て、私も思いっきり行うことができました。

ワークショップ後には、質問を受けました。具体的な質問が多く、私の意見に真摯に耳を傾けてくださいました。皆さん、真面目で本当に心優しい方々でした。是非、また開催させていただきたいと心から思いました。

ところで、「なまけワークショップ」とは別の話になってしまうのですが、せっかくのお祭りの日なので、鬼に会いたくて、探しては追いかけ、探しては追いかけて、ついに鬼に出会うことができました。鬼たちのお話が面白かったのでちょっとだけ。

この鬼たちは地域の消防団の方々。自分たちも子供の頃、鬼に説教されて本当に怖い思いをした経験の持ち主たちです。子供のいる家々をまわって、(親の許可をもらってですが)子供が押し入れに隠れたら押し入れまで追いかけ、車に逃げたらその車に乗り込んで中からドアを閉めて、「悪いことしてねーか、しただろう! 何したーーー」と子供を逃がさずに言い続けるのだそうです。するとほとんどの子供たちは泣いて「何々をしました、もうしません、ごめんなさい」と謝るのだそうです。



実はこの鬼たちも子供の頃に同じ経験をしているそうです。親から「そんなことしてると鬼さんが来るよ」と言われるとその時の怖さが思い出されて、本当に悪さはできなかったと話していました。時代を経て今は自分たちが鬼になっているのですね。歴史を感じます。



そう言えば、私がいつも行く近所(東京都杉並区)のスーパーのレジで、騒いでる子に「鬼さんに言い付けますよ」と言っていた母親がいたっけ。あのお母さんは井原の出身? それとも全国にお説教の鬼さんがいるのかしら?

ただ残念なことに井原ではどんどん子供が減っていて、子供を探すのが大変だとも話していました。私が会いに行ったら「なんだ、子供じゃないのか」と笑われてしまいました。こんな鬼さんたちに、東京に来て、悪さをしている大人にも子供にも是非説教してもらいたいと思います。

1泊2日の井原。生徒の広い実家にも泊めてもらい、心優しい親戚の皆さまや地域の皆さまに触れ、とても楽しい有意義な時間を過ごさせていただきました。井原の皆さん、ありがとうございました。

<加瀬玲子>

※ これは2017年のトピックです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。



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