身体をゆらすことで、リラックスさせる呼吸です。身体と心と魂の調和をはかり、傷を癒します。自分の知らない所で、心や魂が傷ついて、不協和音を奏でていることが多ものです。ゆらぐことによって、偏りのない身体の状態を作ります。例えば、紙すきを思い浮かべてみてください。ばらばらになっている紙が、ゆらぎにより徐々に平らになっていくように。
●寝て行なうゆらぎ呼吸
仰向けに寝て、身体が床に吸い込まれるイメージを持ちます。ゆったりとした中心呼吸を行ないながら身体を揺らして行きます。
一つ一つの部位を意識して行なってください。足首から股関節までは、中心から外へ、また、外から中心へと動かします。足が外股になったり内股になったりするように。胴体から上の部分は∞をイメージし、揺らして行きます。少し難しいのですが、床に∞を書くつもりで行なってください。緊張している部位は動きがスムーズにはなりません。何度か繰り返し行なってください。
身体と外のエネルギーが同時に揺れることにより、一体化されるイメージを持ちます。ばらばらだった身体と心と魂のエネルギーが同じような所に納まるように。
●座って行なうゆらぎ呼吸
座って∞を書くようにゆらぎます。このゆらぎは、会陰(尾骨の先)から始まり、百会から抜けて行きます。呼吸も同じ道を通ります。身体の中を∞と呼吸が通り抜けていくのです。脊椎すべてがゆらぎ、身体に溜まったストレスは、百会から外に出ていきます。
第一頚椎は頭蓋骨の中に入り込んでいるので、影響を与えることは非常に難しいのですが、ゆらぎ呼吸ではその存在を感じることができます。それにより、より緊張をほぐすことができます。
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