グループレッスン
2019年2月現在、スタジオ・レイのグループレッスンは、加瀬グループが4クラス、新崎グループが3クラスあります。グループの生徒たちは同じ講師であれば、どのクラスに何回出ても構いません。声を出すチャンスは、多い週で加瀬クラスで4回、新崎クラスは3回あります。
グループレッスンでは、講師が全員の呼吸を個々にみて、それからピアノに合わせていろんなパターンの発声を行なう基本メニューを行ないます。その後、新崎クラスでは主に身体の整え方、使い方を指導しています。
加瀬クラスは基本メニューの後、クラスの参加者の希望に応じて実践に向けてのレッスンを行なっています。現在は水曜クラスが日舞、土曜クラスがコーラスと楽器演奏、日曜クラスは朗読のレッスンです。
これらの実践メニューは基本的には数ヵ月単位で稽古し、最後に締めくくりの発表会。一通り発表が終わったら皆で希望や意見を出し合い、次の内容を決めてレッスンに進んでいきます。芝居を一本作って上演したこともありました。そうそう、フラダンスの振り付けを皆で考えて、演奏、歌、フラを発表したこともあります。
少しでも多くの回数、人前に立つことによって、芸に磨きがかかると私は考えています。自分が稽古してきたことをとにかく人前で披露し、緊張して、恥をかくことが、発表までの段階も含めて必要なのです。そして、いざ表現者として仕事で舞台に立った時にその経験が役に立つと信じています。
その発表の場としても活用したくて、スタジオ・レイの一階に小さなライブカフェ「スペースVoicing」を昨年オープンしました。とても小さなステージですが、舞台照明を浴びてステージに立つのは緊張します。でもその緊張が目的です。昨年はこのスペースで、日舞、フラ、コーラス、歌などの発表を行うことができました。来週と再来週は日曜日クラスの朗読の発表です。
「スペースVoicing」ではもちろん発表会だけでなく、座席数は少ないもののチケットを販売してのちゃんとした公演も行なえます。昨年は、グループのメンバーの一人、女優の岩崎聡子が山田太一さんの脚本『終わりの一日』を、一人芝居に仕立てた公演を行ないました。今月の下旬には、やはりグループのメンバーの一人が、夫婦で二人芝居を上演してくれる予定です。また私も、来月に「和の集い」で踊らせてもらいます。「スペースVoicing」を足掛かりに、自分のやりたいことに進んでいってもらえたら、こんな楽しいことはないと考えています。
ところで、スタジオ・レイのグループレッスンには色々な職種の人たちが集まっています。役者、歌手、ナレーター、声優、また表現者ではないけれど、日常の仕事や心身の健康のために加瀬メソッドを役立てている人たち。みんな同じクラスで学んで、同じ稽古をします。色々な角度から自分本来の仕事にプラスになるように、無駄なものは一つもないのです。
グループレッスンには、ベーシッククラスを卒業するか、個人レッスンでグループの内容に追いついた人たちが参加しています。この4月からのベーシッククラス生は只今募集中です。
<2019年2月1日 加瀬玲子>
これは2019年のクリップです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。