高校演劇
昨年の暮れに、高校演劇を観てきました。私のワークショップなどに参加された演劇部の顧問の先生や、若い世代を指導している先生方から指導方法についてよく質問を受けるからです。どうお答えしてよいのか、一度観ておきたかったのです。
友人の愛娘が出演したその劇(高校演劇では「芝居」ではなく「劇」と言っています。私としては、非常に新鮮です)は、演劇部の部長さん(顧問の先生ではなく)がある戯曲を元に、演出をしたそうです。
この一本を観ただけで、高校演劇を決め付けるのは、絶対的に良くないことだとは思いますが、私としては非常に考えさせられてしまいました。高校という教育の場で、将来演劇人になるかもしれない人達に、何を一番伝えて行ったらよいか、顧問の先生方が、どう指導して行ってよいのか悩むのは当然だと思いました。
加瀬メソッドは、一生を通じて基礎になるメソッドです。高校生の皆さんにも、是非取り入れてもらいたいものです。実は加瀬メソッドは身体づくりや発声だけではないのです。芝居や歌を歌うための基礎的なメッソドもあるのです。
表現に関してのレッスンは、今まではスタジオだけで伝えてきましたが、これからは少しずつ外部の人達にも伝えていかなければと思いました。これから不定期に、高校演劇に焦点を当てた、芝居の基礎づくりを掲載していきます。
<2004年1月11日 加瀬玲子>
これは2004年のクリップです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。