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クリッピングアレルギー

アレルゲン

ぜんそくは、何らかの刺激で気管支の内部がむくんで炎症が起き、その結果、気管支が細くなり、呼吸が困難になる病気です。最近は慢性の気管支の炎症の病気と言われています。

症状が出ていないときの呼吸

  • 心呼吸をより深くし、「スーッ」という無声音で上顎に強く長く当たるように吐く。上顎に強く息が当たることにより、気管支を拡げた状態に保つことができます。
  • 頭の後ろ、首の骨から背骨の脇を通り腰に入る、背中を撫でる呼吸をする。ひどい発作のときにはこの背中を撫でる呼吸が唯一の呼吸法となります。背中を撫でる呼吸の体得は非常に大切です。

症状が出ているときの呼吸

普通の状態で中心呼吸を行なった場合、吸気のときにはお腹が膨らみ、胸が下がっていたのに、ぜんそくの症状が出ているときには、お腹は動かず、胸を拡げ、肩でなければ息は吸えなくなります。呼吸の状態が逆になってしまうのです。また、ひどい発作時には寒い日でも汗をかくぐらい暑く感じます。

発作が激しくない場合は、身体は冷やさないでください。できれば少しでも無声音の「スーッ」で、お腹を使って吐いてください。息が吐ければその分吸えるようになります。

「暑い」と感じたら、上半身を窓から外に出すなどして、外気に触れながら冷やし、背中をなでる呼吸をします。このとき、写真のような体勢を取ると息が吸いやすくなります。正座で、もしくは椅子に座って、手の位置がもっと前に来るような姿勢でもかまいません。発作が軽減されるまでは呼吸に集中し、しのいでください。

ストレッチ・マッサージ

軽度や中度の発作のときに、行ないます。

誰かにマッサージしてもらえればよいのですが、それが無理な場合、温泉地などでよく売っているポンポン・マッサージャーのようなものを利用します。特に肩甲骨と肩甲骨の間には、気管のツボがあります。念入りにほぐしてください。たたくときには、ステロイドの長期服用者や、加齢により骨がもろくなっている方たちは、場所や力を加減して行なってください。骨折の可能性もあります。

排タン方法

発声することで、身体が内部から振動し、排タンを促します。身体の表面をたたくことで、表面からも振動します。身体の内部と表面両方からの排タン方法です。

疑似スタッカートを鳴らす

中心呼吸で息を吸い、吐くときに、ロングトーンで“い”、“え”、“お”を鳴らします。

息のラインで息を吐き続け、自分がマッサージしたい部分をたたく方法を「疑似スタッカート」と呼んでいます。ポンポン・マッサージャ−があれば自分でたたけますが、力加減を伝え、誰かにたたいてもらってもかまいません。

“い”を鳴らしながら、首から腰にかけて、背中全体(肩甲骨の脇も丁寧に)をたたく。
“え”を鳴らしながら、頭の付け根から首にかけて、手の小指側でたたく。
“お”を鳴らしながら、こぶしで胸全体をまんべんなくたたく。
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