食生活と身体の改善 勉強会 6
2013年7月21日、第6回の勉強会です。
今回はエッセンシャルオイルの話題を皮切りに、丹田や石(水晶)、栄養素、食べるということからストレスについてなど、いろんなことに話が及びました。さわりだけになりますが、それらをまとめて紹介します。
エッセンシャルオイルについて
スタジオ・レイにはいろいろなオイルがあり、匂いをかがせていただきました。
エッセンシャルオイルにはそれぞれに多様な効用があるようですが、とりあえずエッセンシャルオイルに限らず、わかりやすいものとして次のような例があがりました。
- セージの葉
- 殺菌作用がある。煮出したお茶でうがいをすると風邪に効く。このお茶は冷蔵庫で保管すれば、1週間くらいはもつ。
- ユーカリ
- 虫よけになる。エタノールや精製水と混ぜてスプレーするとよい。玲子先生のご自宅に蟻が入ってきたときも、蟻の通り道にユーカリのオイルを垂らし、駆除に成功したそうです。
- プロポリス
- 天然の抗生剤と言われている。プロポリスの原液を虫刺されに垂らすと効く。しかし、プロポリスは作用が強いので、使う前に必ずパッチテストをすること。身体に合わないと大変危険。
例えば製油で有名なヨーロッパでは、精油を医療用や薬として使っているそうです。エッセンシャルオイルはそれほどに強力なものなのだと認識して、4回目の勉強会でも触れたように、自分に合う・合わないをきちんと判断できることが必要です。
そして、オイルにせよ、何にせよ、それを利用して自分をどうプロテクトしたり、エネルギーを上げていくのかが大事だということでした。
丹田の話
- 丹田は自分の身体をコントロールしてくれる、エネルギーの出入りする場所である。
- 丹田が強くなると、外で出会う自分に合わないエネルギーをはね返してくれる。
- 「丹田との信頼関係」を深めること。
- 丹田は両掌、「たなごころ」と呼ばれるところにもある。
- 人や物に触ることで、手を通してエネルギーを感じることも多い。
石の話
- 石はエネルギーが強い。宝石も質屋で売られているものや、素性のわからないものは気を付けた方がよい。
- 水晶は、定期的に良質なお水で洗ったり、満月や新月の日に塩水に漬けるなどして、エネルギーを浄化するとよい。(玲子先生は、箱根の九頭竜神社のお水で洗ったりされているそうです。)
ある生徒さんから「天然鉱石を売るお店で、何となく入りたくないと思うお店がある」という話が出ました。それはあながち気のせいではなく、そう感じたお店では決して石を買わないこと、と玲子先生もおっしゃっていました。
私が参考図書として読んでみたいと思った著者
このお3方のお名前は、これまでの勉強会の中でもたびたび出てきました。
- 東城百合子先生
- 帯津良一先生
- 安部司先生
3大栄養素・5大栄養素
- 3大栄養素
- 糖質・脂質・たんぱく質
- 5大栄養素
- 上記+無機質(ミネラル)・ビタミン
これに食物繊維をプラスした食事をバランス良くとることが好ましい。
脂質について
- 脂質とは油。油で避けたいのは、マーガリンとトランス脂肪酸。
- 酸化したものを食べると、身体は老化する。錆びつく。
- 油は酸化が進みやすいので、遮光瓶に移し替えるなどした方が安全。
たんぱく質について
- たんぱく質は、筋肉、皮膚、血液、骨、酵素、髪の毛、神経伝達物質などが作られる、人間の身体に不可欠な栄養素。(健康マトリックスより)
- 粗食の問題点として、たんぱく質が不足になりがちである。
- 大豆だけでは足りない。心してたんぱく質を摂るように心がけよう。
果糖とブドウ糖の違いについて
肥満を防ぐために果物が良いという考え方があります。でも、実際にそれが正しいのかという話にもなりました。
先生が調べたところ、同じ単糖類でも、果糖とブドウ糖とでは働き方が大きく違い、確かに肥満の原因になりやすいのは、ごはんなどの炭水化物や砂糖類などが分解されてできるブドウ糖の方でした。ブドウ糖は細胞でエネルギーとして消費されるのですが、過剰なブドウ糖が中性脂肪として蓄えられ、それが肥満につながります。
でも逆に、果糖はそのままではエネルギーとして利用できないために、主に肝臓で分解され、その結果の代謝産物は、高コレステロール血症の原因として身体に溜まっていきやすいそうです。
調べていくと、結局、栄養学や化学の範疇になってしまい、単純に理解するのは先生にも難しいとのことです。ただ、先生が言うのは、果糖だから安心だと誤解している人が多いので、それは違うということでした。どちらにしても、とり過ぎは良くないということです。また一方で、後述するS姉妹のお姉さんのように、炭水化物を控えすぎることがよくありますが、これもいけません。
ところで先生は、昔の果物なら食べられるけど、今の果物は、甘くてまったく食べられないと仰っていました。果物とは言っても、品種改良されて甘くなった今の果物は、別の意味でも大丈夫なのでしょうか?
食べるということ
- 私たちは生きるために食べている。
- 肉も魚も野菜も、殺すんだったらちゃんと食べて!
- 丸ごと食べるのが礼儀。
「生命を丸ごといただく」という考え方で食事をしてほしい、と玲子先生はおっしゃっていました。
自分の身体について、または病気になった時に…
『知っていいこと、知らなくていいこと、知らなきゃいけないこと』がある。
自分がどういう状態なのか客観的に把握した上で、それを選択すること。知らなくてもいいことまで知って、やみくもに手をつけるのは怖い。
ストレスについて
体質改善、病気改善するときに大切なことは
- 食べ物
- 生活環境
- ストレスをためない
しかしストレスというのは、その人になってみないとわからない。
逆に、「ストレスがない」というのもおかしい。例えば、「この時間までにこれを終わらせよう」、これも1つのストレスになる。
ストレスがあるから楽しいこともある。ストレスを楽しいと感じることもできる。人間が元気に過ごすためには、軽いストレスが必要である。良い意味でストレスを集中力・緊張感に変えて、良いものを作ったり、前向きなものにしていくのが大切。
ストレスがない人はいない。安易に「ストレス=悪いもの」と考えるのは、どうなのか?
生徒さんの食事・Kさんのご紹介
Kさんは、40代後半の女優さんです。現在は独りで3人の息子さん(21歳、20歳、16歳)を育てていらっしゃいます。
去年、子宮頸ガンを患われました。
※ 矢印(→)以下は、玲子先生のアドバイスです。
食生活が子供たち中心で、全般的に子供たちの残り物を食べることが多いようです。
→自分だけのおひたしを作るなど、子供の食事とは別に自分の食事を確保すること。
便秘に悩まされているようです。
→キャベツとワカメを食べて。例えば、20日の朝食の「きゅうりと塩こんぶもみ」のメニューも、
・きゅうり→キャベツにする
・塩こんぶ→グルタミン酸の入ってないものにする
など、意識的に変えてみて。
→全体的に菜っ葉類、海藻類が少ない。もっと摂って。
→大豆食品も少ない。たんぱく質は元気の素。
→魚も少ない。青魚がおすすめ。青魚は他の栄養素と上手くかみ合い、他の食材の栄養も上げてくれる。
子供たちと一緒に牛すじを食べていました。
→Kさんの体質では、四足動物は避けた方が良い。肉を食べるならせめて鶏に。
子供たちが食べているのを見ているだけでお腹がいっぱいになってしまい、自分はあまり食べられないようです。それでも最近、食欲は戻ってきた方だそうです。
→食べないと身体が持たない。
玲子先生はいつもお腹いっぱい食べているそうです。そうめんだと2人で7~8束は食べているそうです。
Yさんのその後②
前回、食事のバランスが崩れていたYさんでしたが、今回はだいぶ良くなっていると褒められていました。
特殊なお茶を飲んでいました。
→お茶は気を付けて。体質によって合わないものがある。普通のお煎茶か番茶、ほうじ茶が無難。
S姉妹の姉のその後
前回、3食の中で果物を頻繁にとっていたので、食べるなら朝だけにするようにとアドバイスをもらっていました。その通りに実践していったところ、無性に甘いものが食べたくなり、今まで食べていなかった甘いお菓子に手を出すようになってしまいました。
3食をよく検証してみると、ごはん(炭水化物)をほとんど食べていませんでした。
→「炭水化物=糖質」。これは完全に糖質不足と考えられる。今までは3食の果物で足りていたものが、朝食の1食だけになったので糖質が足りなくなってしまった。ちゃんと炭水化物、ごはんを食べて。
太るのではないかと、ごはんを食べることに抵抗があるようです。
→身体が糖質をほしがっていること自体は、正しい食欲。一概に炭水化物で太るわけではない。
現に、この食生活(肉・砂糖・化学調味料を絶った食事)を実践している私永井は、以前よりもしっかり3食いただき、玄米を食べ、お酒も毎晩のように飲んでいますが、自然に約3キロ痩せました。また同じように、別の生徒さんは5キロ痩せたとのことでした。
→食生活、とにかく極端にならないで。正しく何がほしい、とわかるまでは(=自分の声が聞こえるようになるまでは)まず昔の日本人の食生活に戻してみて。
そして、カルシウムが不足すると心がすさむ。不安になったり、気分が沈んだり、すぐ腹が立ったりしたら、カルシウム、おじゃこを食べよう!とアドバイスされていました。
感想
最近、仕事の関係で毎晩のように外食が続いています。旅公演期間中の方が、よっぽどマイペースに食事ができていました(笑)
つき合いもありますが、もともと人と食事をするのが好きなので、ついつい外食してしまいます。でも、その環境の中でも、少し食べてみて「これなら大丈夫」「これはやめておこう」という判断がつくようになってきました。
「大丈夫」と思うものは普通に美味しいと感じるもの、「これはやめておこう」と思うものは不自然な味のするものです。以前は、その「不自然」がわからなかった(というより、むしろ好きだった!)のですが、やっと玲子先生がおっしゃる「美味しくないと感じたものは食べないで」という、自分の正しい声が聞こえるようになってきたのかもしれません。味覚が変わったのを外食するたびに感じています。
そして、もっともっと知りたい世界があります。勉強会はその入り口のありかを教えてくれるところ、ここから自分でも、自分なりにも勉強していくことが大切なのだと感じました。
今回も4時間以上、ありがとうございました!
<2013年10月15日 永井若葉>
これは2013年のクリップです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。