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クリッピング旅・エネルギー充電

伊勢・吉野・京都 2

3日目:金峯山寺(きんぷせんじ)

大台町から70km程走り、吉野の金峯山寺に到着しました。寺院の周りや東側に見える吉野山一面は桜の木がいっぱい。想像を豊かにしてこの木全部に満開の桜をイメージしました。んーー、やはり素晴らしい景色!

蔵王堂は修復中でしたが、とにかくその迫力に圧倒されました。何だか分からない大きな力がそこにあるような、ドーンとこちらへ向かってくるような、思わず、「はい、すみません、しっかりします」と言いたくなるような、そんなエネルギーです。

圧倒される迫力の蔵王堂

修験道のご本尊、金剛蔵王大権現さまは、本当にお強い方なのだと思わずにはいられません。ご開帳の時期と少しずれてしまったのでお姿は拝観できませんでしたが、外からでも充分にその迫力を感じることが出来ました。

脳天大神龍王院(のうてんおおかみりゅうおういん)

蔵王堂から445段の石段を降りると脳天大神さまの社があります。こちらが素晴らしかった。ちょっと寄ってお詣りと思っただけだったのに、魅了されてしまいました。

先ず目にしたものに、私の頭は「??」 ここは神社のはずなのに護摩壇が?? 柱には真言が?? 護摩壇の後ろには明らかに神道の祭壇が??

護摩壇の前の柱には真言、後ろには神道の祭壇

でも祭壇で手を合わせると、とても平和で温かな気持ちになっていくのです。日本は元々神仏習合、神様と仏様が別々に考えられていたわけではないことを思い起こさせてくれます。宗教も人種も国も関係なく皆同じだよという教えを下さっているように感じます。

そしてお堂を出たその先には不動明王さまの仏像が。こちらも強く温かくご鎮座されていました。

思わず謝ってしまいたくなる不動明王さまの像

思いの外、心に残ったこの脳天大神さま。吉野に行く機会があったら是非訪ねてみてください。但し、帰りは445段の登りの石段。それを覚悟して。

445段の石段を登って戻ります
石段の途中には、義経千本桜の「狐忠信」の碑もありました

天河大辨財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ)

天川の竜泉寺にお参りをして、それから「大峯本宮 天河大辨財天社」へ。芸能の神様と言われている、こちらも山深くにある神社です。芸能関係の方達が多く訪れるようです。

竜泉寺では、お堂の前で真言を唱えていると親切なご住職が声をかけてくださいました
芸能の神様とも言われている天河大辨財天

天河大辨財天はパワースポットなどとも言われているようなのですが、私には「倭姫の神水」や「脳天大神」のエネルギーに圧倒された後だったせいか、皆さんが言うような(生徒たちからも聞いている)エネルギーはあまり感じられませんでした。気持ちの良い神社には違いなかったのですが。

ところが拝殿の奥、役行者堂へ行く階段を降りたら、そこには石が。階段の途中から感じられる強いエネルギーに、最初は、役行者堂のエネルギーの強さだと思ったのですが、惹きつけられたのはその横にある石。石の存在を知らなかったので、戻って階段上のインフォメーションを読んでみると、天石と言われる三つの石の一つだとわかりました。

拝殿奥の階段下、役行者堂横の「天石」。この石にはパワーを感じました

この日の参拝はここまで。この後に予定している京都の山科周辺では思ったような宿が探せなかったので、途中の地元スーパーで食材を買い求め、3時間以上をかけて次の宿、滋賀の大津へと向かいます。

©Google

(つづく)

<2024年4月29日 加瀬玲子>

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