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お知らせお知らせ

芝居づくりのワークショップを終えて

2008年9月8日

全4回20時間の予定が、終えてみると補習の1回も含め、30時間に及ぶワークショップになってしまいました。

木野花さんには、第2回と第4回に講師として来ていただきました。木野さんは、ご自身の芝居に対する思いを含め、戯曲の読み方や、役者として何をしていかなければならないか等のお話をしてくださり、また個々人には丁寧なダメ出しをしてくださいました。

参加者全員が素晴らしい集中力で、自分の何が足りないか、何を育てればよいかを模索しました。

参加者は中堅の役者から、趣味で芝居をしている人、役者を志している人、大学院で演劇の論文を書いている人、声優、ナレーター、ダンサーなど20人が集まってくれました。芝居の指導者の応募がなかったのが少し残念でしたが、それぞれが目的を持って参加してくれた、とても充実したワークショップになりました。

芝居をするという行為は、自分の持っているものを肉体を通して隠さずに出していく行為です。参加者の一人である大ベテランのダンサーの方の一言です。

「実は、ワークショップの4回目の前日に、大事なステージがあったのですが、初めて人にどう映るかを気にしてではなく、自分の思いのままに踊れました。しかも今までは自分の踊りのビデオを観るのが照れくさくて逃げていたのですが、自分から観ようと思い、しかも今までとは違う、思い通りに動いている自分を嬉しく思いました。」

何という嬉しい言葉でしょう。自分に力がどんなにあっても表現に繋がらなければいけません。彼は今回のワークショップを通して自分の世界でその表現ができたのです。

参加者個々人が、今の状態から前へ進むきっかけになったことを願います。

これは2008年のお知らせです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。

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